ひねくれてtonight 〜ひねくれサラリーマンによる映画レビューブログ〜

今夜もサラリーマンが詭弁を垂れる、皆さんはそれを読む。It’s win-win!!

【概要】
人気漫画家・西原理恵子が大人の女性のおかしくも切ない恋心を描き、大きな話題を呼んだ同名漫画を映画化した恋物語。田舎町の小さな美容室を舞台に、男性に振り回されながらも「どんな恋でもないよりまし」とたくましく生きる女性たちの恋模様を紡ぐ。監督は、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八。ヒロインは、『Dolls ドールズ』以来8年ぶりの主演作となる菅野美穂、共演には江口洋介、小池栄子、池脇千鶴ら豪華な顔ぶれがそろう。
.シネマトゥデイより引用



 なんとものんびりと日常が描かれているので途中で見るのを止めてしまいそうでしたが、最後まで見ると一気に色んな物が押し寄せてくる。こういう映画があると映画レビューが書きたくなる。

 皆どこか変わっている街の住人たち。彼女たちは皆大なり小なり不幸を抱えていて、ナオコはそれを暖かく見守る良き理解者だ。
そんなナオコも寂しさを感じることもある。泣き崩れることもある。「寂しくてしょうがない」という感情が限界に達したとき人は正気でいられなくなるのだろうか。









ネタバレあり↓
 ナオコの恋人、カシマが実は既に死んでいてなおこは妄想の中で彼と付き合っていたというラストは実に衝撃的だ。充実しているかに見えていたナオコの生活が突然物悲しいものに変わる。友人や家族はそんなナオコの恋を優しく見守ってくれていたのだ。彼女たちはナオコに支えられていたわけではない、互いに支えあっていたのである。

 恋愛や結婚はうまくいくとは限らない。その時こんな風に支えてくれる人がたくさん居るナオコはとても幸せ者だ。そして理想の人として自分の中にあり続けてくれる人が居ることも、ある意味では幸せなのではないだろうか



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東京喰種  映画 レビューです
過去に見た映画ですが、当時のレビューを書いていきます。


東京喰種の世界観が描かれる序盤のお話はすごくイイ
原作もアニメもとてもよかった。

カネキの人間を食べたいという食欲との戦い
トーカの依子に対する友情
ニシキの貴未に対する愛
ファンタジーでありながら人間と喰種の関係の描き方がとてもリアルに感じられた。むしろ人間同士の友情、愛情よりも強いものを感じるのである。
捜査官の真戸、亜門も喰種の苦悩を読者に伝えるためにとても良い仕事をしていた。
苦悩や葛藤を描くお話というのは少なからず読者の共感を求めているものだが、この作品は違う。
友達を食べたくなってしまうという有り得ない欲求を読者にぶつけており、共感なんて要らない、この物語を味わえ、という感じだ


さて、今作の実写版はというと、まず原作を知っている人たちから見ればストーリーは忠実に描かれているし、キャストの演技も見事、アクションシーンも迫力があってかなりの高評価だと思う。
中でも窪田正孝さんの狂演は圧巻。ヒトの食べ物を口にできなくなったカネキの苦悩が十分すぎるほどに伝わってくる。ある意味では原作以上かもしれない。

あとはカネキとヒデの友情やトーカ-依子、ニシキー貴未をより詳しく描ければ終盤の捜査官二人とのやり取りにもっと深みが出たのではないかと思う。
しかしこの辺りをきちんと描こうとするとやはり映画では時間が足りない。
ドラマ化とかされないかな
実写版のリアルさでぜひ描いてもらいたい


窪田正孝さんの他作品はこちら

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映画 Diner のレビューです。
前半は概ねネタバレなし
後半はネタバレありで感想を書いていきます。映画をご覧になった方は後半まで是非
【概要】

藤原竜也と蜷川実花監督が初タッグを組み、平山夢明の小説「ダイナー」を映画化。元殺し屋の天才シェフ、ボンベロが店主をつとめる殺し屋専用の食堂「ダイナー」。日給30万円の怪しいアルバイトに手を出したばかりに闇の組織に身売りされてしまった少女オオバカナコは、ボンベロに買われウェイトレスとして働くことに。ボンベロが「王」として君臨するダイナーには、全身傷だらけの孤高の殺し屋スキンや、子どものような姿をしたサイコキラーのキッド、不気味なスペイン語を操る筋肉自慢の荒くれ者のブロら、ひと癖もふた癖もある殺し屋たちが次々とやって来て……。ダイナーの店主ボンベロ役を藤原、物語の鍵を握る少女オオバカナコ役を玉城ティナが演じるほか、窪田正孝、斎藤工、小栗旬、土屋アンナ、奥田瑛二ら豪華キャスト陣が殺し屋役で出演。

(映画.comより引用)

注目はやはり
・藤原竜也の演技。キャラクターをどこまで魅力的に演じてくれるか
・蜷川実花監督の世界観
ですかね
あと個人的には
・窪田正孝くんの演技力
にも期待してました。

藤原竜也さん演じるボンベロは裏社会の中でもさらに異質な存在である「殺し屋達」に料理を振る舞う天才料理人。
多くの殺し屋達が足繁く通うこと、彼らに一目置かれる存在であることなどから、ボンベロの料理人としての類い希なる腕前が見て取れます。

ヒロインはボンベロの店に売られてきたオオバカナコ
人から必要とされず社会に自分の居場所を見出すことが出来なかったカナコがボンベロのもとで殺し屋達と関わっていくことで成長していきます。

ボンベロは殺し屋一人ひとりに彼特製の料理を振舞います。「誰のために料理を作るのか」にこだわり、それぞれ趣向やトラウマを持つ殺し屋達にとって「必要な料理」を作るのです。

作中で最も魅力的に描かれている殺し屋と言っても良いのはやはり「スキン」
スキンは子供の頃母親が作ってくれたスフレに強い思い入れを持っており、その味を再現してくれたボンベロの店に通い詰めています。
哀愁漂う孤高の殺し屋スキンは窪田正孝さんが演じています。
スキンは普段心優しい青年で、不遇なカナコにも親切に接してくれます。ボンベロも彼に対してはどこか親身で、二人のやり取りを通して殺し屋同士の友情が描かれています。スキンの辿る切ない運命はこの映画に彩りを添えてくれていますね。

ボンベロはカナコに対しては冷徹な振る舞いをしていますが、スキンや愛犬の菊千代に対しては心を許しているらしく、物語が進むに連れて彼の人間性が少しずつ明らかになっていきます。

蜷川実花監督の表現力を駆使して、ボンベロや殺し屋達の流儀、友情、闘争、狂気、哀愁が止めどなく描かれる作品。自分もダイナーにいるかのような臨場感の中で楽しめますね
特に登場人物の心境をよく表す音楽、僕たち映画を見ている側のテンションと上手くマッチしていて楽しくなりますね
予告編↓



ここからネタバレ含む感想です↓

やはり目を見張るのは窪田正孝さん演じるスキンですね。
カナコとスキンの最初のやり取りを見ると彼は至って常識的な人間に見えます。武田真司さん演じるスパニッシュの殺し屋の変態ぶりと上手く対比されてますよね。





しかしスフレを食べている時の興奮を隠し切れない様子から彼も闇を抱えている事が分かります。あの興奮している自分を抑えきれずに夢中でスフレを食べる姿、スフレに異物が入っていた時の怒りとも失望とも言えないあの表情、窪田さんの狂演が際立っています。
スキンは終始良いヤツだっただけに彼の最後は本当に切ない。
自分に優しくしてくれたスキンに完璧なスフレを食べさせたいと考えたカナコも、
スキンの狂気を理解して決して完璧なスフレを食べさせようとしなかったボンベロも、
「母との思い出の中にいる少年のスキン」と「殺し屋としての現実の自分の姿」の狭間で苦しみながら生きていたスキンも、
誰も悪くないのに、スキンは完璧なスフレを食べられた事で母との思い出の中から戻ってこられなくなり、狂気の中に沈んでしまいました。
「望みが叶わない事で生きる希望を持ち続けられるヤツもいる」
カナコには想像も付かなかった哀しき人間の価値観、それを理解した時カナコはボンベロの背負っているものの重さを理解したのでしょう。「殺されても仕方がない」と言いつつも、それ以上に「ボンベロにその道を教わりたい」という気持ちが勝り、ダイナーで自分の役割を果たそうと決意し、ボンベロを説き伏せました。

この一件でボンベロはカナコに認められ、二人に信頼関係が生まれた所で物語は終盤の幹部会へと進みます。その前のキッド事件で菊千代を庇った事で既に打ち解けていた感は有りましたが、本当の意味で信頼が生まれたのはここでしょうね。

幹部同士の闘争の末、生き残ったブレイズが組織のトップに付くことになりました。ボンベロはこれまでの働きを認められ、ダイナーを続けることを許されますが、「組織の裏を知ってしまったカナコは始末する」とブレイズ。ボンベロはとっさにカナコを庇いブレイズら組織のメンバー達とのドンパチでクライマックスですね。
アクション映画では無いので格闘シーンは王道な感じとはどこか違うのですが、蜷川監督節の「華麗アクション」でクセがありつつもなかなか見ごたえがありました。

ボンベロとカナコが別れるシーンでのとっさのキスは何故だか心が踊りましたよね。

「その要素ちゃんと入れてくれるんだ〜」みたいな

このシーンのお陰でラストのふたりの再会シーンにも感情移入でき、後味まで完璧な映画になっています。

それにしても菊千代あの見た目だけど可愛すぎるよ最後生きててくれて良かった

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